この写真は、私が仲間と共に登った北アルプス燕岳の山頂です。
燕岳は北アルプス三大急登の一つに数えられ、頂に至るまでの道のりは決して楽ではありません。
ひたすら続く登り道では、見える景色も大きくは変わらず、時に心が折れそうになることもあります。しかし、その厳しい道のりを乗り越え、山頂に立った瞬間に目の前に広がるのは、遮るもののない雄大な北アルプス連峰の絶景です。
この達成感と、何よりも素晴らしい眺望を見せてくれる燕岳が、私は大好きです。

この登山経験は、私たちの在宅医療介護の仕事にも似ていると感じます。日々のケアは、すぐに結果が見えるものではないかもしれません。しかし、利用者様お一人おひとりが「自ら選ぶ喜び」を感じ、ご家族や地域の方々との「絆で結ぶ人生」を大切にできるよう、私たちは誠心誠意向き合います。そして、その道のりを「共に歩んだその先へ」、利用者様と私たちが一緒に素晴らしい景色を見られることを信じています。
この燕岳の頂からの景色のように、常にその先にある希望と達成感を見据え、私たちは歩み続けます。相川